滋賀県守山市に、日本画家平山郁夫と彫刻家佐藤忠良の作品を展示する佐川美術館があります。この夏、ここで開催された田中一村の特別展を見に行きました。
大阪駅からJRに乗って約1時間10分、湖西線の堅田駅に着きました。たまたま、向かいのホームに忍者列車(Shinobi-Train)が止まっていました。
堅田駅でタクシーに乗り「佐川美術館に」と言うと、運転手さんが「堅田に来たからには浮御堂に行かなきゃ」と言われ、それもそうだということで、浮御堂に寄ることにしました。
浮御堂は満月寺の仏堂で、琵琶湖の中に建っている姿が、昔から有名です。夏の暑い日だったのですが、琵琶湖から吹く風がとても気持ち良かったのを思いだします。
これは、歌川広重が書いた浮御堂の浮世絵(堅田落雁、魚栄版)です。
堅田から美術館に行くには、琵琶湖大橋を渡ります。
(これは、守山側から撮ったものです。)
佐川美術館です。建物が池の中に建っていて、まるで水に浮かんでいるように見えます。
下2枚の写真は、お茶室です。お茶会も開かれるようです。
美術館のエントランスや休憩室、廊下には彫刻が置いてありました。また、美術館の壁はガラス張りで、中から池の彫刻も見えます。これらも素敵なギャラリーでした。
田中一村は、生きている間は不遇でしたが、自分の信念を貫いた画家だったそうです。彼の絵は、まじかで見るとどれも迫力のあるものでした。
今年の夏は猛暑で行くのを躊躇していましたが、行ってよかったと思いました。
Leave a Reply