9月、1300年の歴史を持ち(平安時代から知られている)、多くの文豪が訪れたという城崎温泉に行きました。
JR大阪駅を9時10分発の特急「コウノトリ」に乗り、城崎に12時少し前に到着しました。
左は城崎温泉の地図です。
駅前の様子。コウノトリのお出迎えです。
駅前の商店街を2,3分歩くと、大谿川(大谷川)(円山川の支流)と交差します。大谷川の両側に木造三階建(旅館)の建物が立ち並び、川沿いには柳の木が続いています。このあたりが城崎温泉の温泉街です。
城崎温泉は外湯巡りで有名です。外湯は7つあり、宿に泊まると、これらの温泉全部に無料で入れるフリーチケットや、浴衣、帯、下駄、タオル等を無料で貸してくれます。
7つの温泉は、「鴻の湯」、「一の湯」、「まんだら湯」、「地蔵湯」、「柳湯」、「御所の湯」、「さとの湯」です。泉質は同じですが、効能が違うそうです。
子供がのぞき込んでいたので見てみると、立派な鯉が泳いでいました。
この立派な旅館は西村屋。
志賀直哉がここで「城崎にて」を出筆したという「三木屋」。
温泉街を抜けると、温泉寺があります。温泉寺の境内は山全体に広がり、麓に瑠璃堂、中腹に本堂や多宝塔など、山頂に奥の院などがあります。
仁王門。
瑠璃堂(薬師堂)。天井画が素晴らしかった。
ロープーウェイ(城崎温泉ロープーウェイ)に乗って山頂まで行きました。出発駅は「城崎温泉駅」、途中に本堂などがある「温泉寺駅」、終点は奥の院などがある「大師山上駅」です。所要時間は7分ほどでした。勾配がすごいこと!
山頂からの眺め。城崎の町は2つの山の間の谷に作られていることがよくわかります。左右に流れる川は円山川で、左は日本海です。
温泉寺は、仁王門(江戸時代中期)、薬師堂、本堂(室町時代初期)、三宝堂(江戸時代中期)など、古い木造建築が多く残っています。見応えがありました。
温泉寺の御朱印です。
夜になって、外湯巡りに出かけました。旅館や大谷川沿いの街頭に火が灯り、浴衣姿の人がのんびり歩いていて、昼にもまして情緒がありました。
翌朝、朝食前に散歩しました。
今日はサイクリング大会が開催されるそうです。
この道は柳並木の道とは別の、桜並木の道です。あちこちに碑がありました。さすが、文豪に愛された街ですね。
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